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第5回松阪カルチャーストリートの所感
サイトウミュージアム学藝員 田中善明 松阪カルチャーストリートは今年で5回目となった。いつものことながら、芸術の持つ力とは何なのか、なぜ我々にとって芸術は必要なのかという問いに対して、このイベントが何らかのものを提示できているのかが気になって仕方がない。ただ、この5回の積み重ねにより周囲の受け止め方に変化が表れ、期待の声が寄せられるようにもなってきたのはたしかである。そして、いざ開幕してみると、これらの問いに対する「考え方」として今回の展示作品から、いくつか教えられたことがあった。 その一つは、何らかの答えを即座に求めるのでなく、じっくりと佇(たたず)むことの大切さである。こうした芸術祭の場合、その多くが初めて出会う作品である。これらを前にして、今の自分が無意識にどういった反応を示すのかという、第三者であるかのように自己を観察する絶好の機会ともなりうる。それと同時に、作家の制作過程を想像しながら追体験を試みる貴重な機会でもある。 とりわけ美術館のようなホワイトキューブではなく、古い家屋の空間で、何をどのように生み出すのか。これまでさまざまな
Saitō Museum
2025年11月16日読了時間: 13分


ブルーのおはなし。
こんにちは、新人学芸員のそがです。 5月16日からサイトウミュージアム・ピース展の後期展示が始まりました。 展示替えのタイミングで多くの作品のメンテナンスが行われ、ご来館いただく皆さんにより一層楽しんでもらえることを願うばかりです。...
Saitō Museum
2025年5月25日読了時間: 4分


第4回松阪カルチャーストリートの展示作品を読んでみる
サイトウミュージアムもサテライト会場となっている「松阪カルチャーストリート」。今回のメイン会場では立体造形作家に絞った展示がされています。表現の違いだけでなく、ことなる素材や技法を見ることも楽しみのひとつです。それぞれの作家や作品について、短い文章ですが紹介させていただきま...
Saitō Museum
2024年11月12日読了時間: 6分


名都美術館の川合玉堂展
川合玉堂といえば、現在の愛知県一宮市出身で岐阜に転居したことから、東海圏の美術館では常設展示室でときどき紹介されています。ところが、横山大観や竹内栖鳳らの巨頭の陰にかくれてしまって、どんなところに特色があるのか僕にはつかみどころがよくわかりませんでした。そんな、モヤモヤがあ...
Saitō Museum
2023年10月18日読了時間: 2分


興梠優護展(2023年8月9日~14日、津市久居アルスプラザ)を見て
展示風景 (c) KOHROGI Yugo 今回が3回目となる津市久居アルスプラザのアーティスト・イン・レジデンス「HISAI芸術家の住む町プロジェクト2023」に興梠(こおろぎ)優護が選ばれました。津市での約1か月の滞在期間で興梠が着目したのは、1898(明治31)年、同...
Saitō Museum
2023年8月15日読了時間: 2分
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