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ソーシャル・ガイドでトライ! 骨折中でも美術鑑賞



こんにちは。ソガです。 私事で恐縮ではございますが、左足を骨折してしまいました(幸いヒビで、もうすぐ治りそうです)。普通なら安静にするところですが、どうしても確かめてみたいことがありました。それは、「ソーシャル・ストーリー/ソーシャル・ガイド」を使えば、身体に不自由があっても美術館を安心して楽しめるかを実際に試すことです。今回は三重県立美術館「ロックフェラー・コレクション花鳥版画展」を鑑賞しました。


〇ソーシャル・ガイドって何だろう

ソーシャル・ストーリーは1991年にキャロル・グレイが考案した発達障がいのある人を支援する手法で、状況や他者の気持ち、望ましい行動をやさしい物語で示し、未知への不安を減らして行動を助けます。

ソーシャル・ガイドはその考えを応用したガイドブックのようなもので、美術館に行く前にその場の様子や動線、設備などを具体的に示して不安を和らげることを目的としています。障がいの有無にかかわらず、初めての場所や普段と違う状況で不安を感じる人に役立つツールです。


三重県立美術館 ソーシャル・ガイド



〇私が不安だったこと

骨折している身として、出かける前に気になったのは主に次の三点です。

・座れる場所はどのくらいあるか(休憩できるか)

・ロッカーはどこにあるか(手がふさがると不便)

・松葉杖の音や床の状態はどうか(周囲に迷惑をかけないか)

一見ささいなことでも、鑑賞の快適さや安全に直結する問題です。

そこで、三重県立美術館のソーシャル・ガイドを事前に確認しました。



〇ソーシャル・ガイドで何が分かったか

ガイドを見て不安がぐっと減った点は次の通りです。

・階段を避けるルートを事前に決められた。

・展示室外の座れる場所や展示室内のベンチの有無が分かった 。

→ 休憩ポイントを想定でき、無理のない鑑賞計画が立てられた。インフォメーションにて展示室内のベンチの有無や車いす貸出、エレベーターの場所についても確認できた。

・展示室の床材や雰囲気が写真で示されていた 。

→カーペットが敷かれた床などを確認でき、松葉杖の音や歩行のしやすさを予測できた。


さらに、来館時の流れや、どんなスタッフさんが働いているのか明文化されていて、当日の動きが頭に入りやすくなりました。


〇実際に行ってみて

ソーシャル・ガイドを頼りに、自分のペースでゆっくり回ることができました。展示室は落ち着いた動線で、写真どおりカーペットが敷かれていたため松葉杖の音も気にならず、安心して鑑賞に集中できました。休憩は展示室内ではベンチで、展示室外では椅子やカフェで取り、荷物はクロークで預かってもらえました。受付の方も親切で、気軽に相談できる雰囲気がありました。


まとめ

今回の体験から、ソーシャル・ガイドは「見通し」を与えてくれる頼もしいツールだと実感しました。身体的な制約があっても、事前に情報を得て準備すれば無理なく美術鑑賞を楽しめます。

骨折中の私でも、ソーシャル・ガイドを活用して安心して展示を楽しめました。ソーシャル・ストーリー/ソーシャル・ガイドは、多くの美術館で、誰にとっても開かれた場をつくるために広がりつつあります。ぜひ一度手に取って、美術館へ出かけてみてください。新しい鑑賞のかたちが見つかるはずです。 今回気が付いたんですけど、夢中で鑑賞しつつ、松葉杖で歩いていると写真を撮ることを忘れてしまうみたいで、写真が残っていませんでした泣。

今後ともサイトウミュージアムをよろしくお願いいたします。


 
 
 

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住所​:三重県松阪市魚町1807-1 電話:0598-21-1111

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