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牧野虎雄(1890-1946)
風景

1924(大正13)年

油彩・キャンヴァス

45.5×53.0 cm

MAKINO Torao

Scene

1924

Oil on canvas

サインの部分に1924年の年記がある。この年は大久保作次郎や奥瀬英三らと槐樹社を結成しており、《凧揚》(東京国立近代美術館蔵)も描いている。《凧揚》は牧野の南画風のタッチがよく表れている作品であるが、本作のタッチや木の幹などの描き方と色彩にセザンヌの影響が見て取れる。牧歌的な点景人物は2作品とも共通するが、本作は牧野の表現が変化する直前の作品として貴重だといえる。