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岡田三郎助(1869-1939)
風景

1930(昭和5)年頃

油彩・キャンヴァス

45.6×53.3 cm

OKADA Saburōsuke

Scene

c.1930

Oil on canvas

岡田三郎助は川や湖の土坡に木々がある風景を好んで描いた。信州やローマ郊外などその場所は様々である。地面の傾斜は画面に変化をもたらすことがその好んだ理由のひとつであろう。ただ、そこに植わったどの木々も、まるで水辺を眺めている高士のような趣があり、風景画でありながら木々が擬人化されているように見えはしないだろうか。本作は粗目のキャンヴァスの織り目を活かしながら春の淡い空気感を見事に表している。